デザインスキルアップセミナー全3回(2021)
「研究者の歩きかた」セミナーシリーズ #9, #10, #11
研究費獲得や研究発信のために、研究者自らがより効果的なデザイン技術や発表スキルを身につける必要性が高まっています。しかしながら、デザインやイラストなど何となく苦手意識をもつ研究者も少なくありません。さらに、プロに依頼したくても、敷居が高い側面もあります。今回の企画は3名の講師をお招きし、研究費獲得や研究発信の際の3つのフェーズに合わせたデザインセミナーを全3回シリーズで実施します。
対象:京都大学教職員、博士後期課程学生
オンライン開催(Zoomウェビナー)要登録
・全部の回に参加必須ではなく、お好きな回に参加いただけます。
・各回、当日正午までにお申し込みください。
・申込者には当日14時までにセミナー参加のためのURLをお送りします。
・入退場自由ですので、お気軽にご参加ください。
詳細はこちら
第1回 伝わる申請書作成スキル
研究費獲得のために欠かすことができない「申請書」。ちょっとしたデザインのコツとルールを覚えておくと、より伝わる申請書へと様変わりします。講師に、「伝わるデザインの基本」の著者である高橋佑磨氏(千葉大学・特任助教)を迎え、正確に、そして効率的に印象がよくなる文字選びからもレイアウトなどを基礎から応用までご紹介いただきます。
日時:2021年2月15日(月)15:00~16:45
高橋佑磨(千葉大学 大学院理学研究院 生物学研究部門 特任助教)
進化生物学者である傍ら、学生や研究者向けにデザインのルールについて分かりやすく紐解き、これまで多数の講演実績を有する。著書『伝わるデザインの基本』は翻訳版も出版され注目を集めている。
http://takahashi.chiba-u.com/information_deisign/
第2回 効果的なプレゼンの極意
面接選考や研究成果発表に不可欠な「プレゼン」。講師に、田中佐代子氏(筑波大学芸術系・教授)を迎え、プレゼンスライド作成する際の効果的なデザイン、配色、視点、図解や表の挿入、そしてレイアウトなどのエッセンスをお伝え頂きます。また、面接選考や学会発表、授業などオンラインによる研究発表の機会が格段に増えた研究者も多く、オンライン特有のプレゼンの留意点もご紹介いただきます。
日時:2021年2月22日(月)15:00~16:15
田中佐代子(筑波大学芸術系・教授)
デザイン学や科学教育をご専門とされ、日本サイエンス・ビジュアリゼーション研究会・会長を務める。JSPS科学研究費助成事業・審査委員表彰者としての受賞歴をもつ。研究発表のためのビジュアルデザインが実践的に学べるサイト「研究ビジュアルデザイン」を制作し、スキルアップの機会を提供している。
https://trios.tsukuba.ac.jp/researcher/0000002061
第3回 研究を伝えるデザイン制作の舞台裏
研究費獲得のための図の作成などの際に、プロのデザイナーやイラストレーターに依頼したくなる局面がありますが、多くの研究者は普段の生活でデザイナーやイラストレーターと関わる機会が少なく、一緒に仕事をしたくてもどのようにお願いしたらよいのか、用意すべき資料など、何をどう伝えればよいのかがよく分からないのが現状です。講師に、アダチヒロミ氏(アダチ・デザイン研究室 室長)を迎え、デザイナーとイラストレーター、CGデザイナーとの違い、研究者からよくある問合せ、よくあるシーン、どういう情報があるとデザイナーとして仕事をしやすいか、職業デザイナーの視点でのデザインのコツ等をご紹介いただきます。
日時:2021年3月3日(水)16:00~17:15
アダチヒロミ(アダチ・デザイン研究室 室長)
美大を卒業した後、数社のデザイン会社を経て独立し、様々な媒体で活躍中。ここ数年は、多様なバックボーンをもつ研究者個人や組織の方の依頼により、研究に関するポスターや研究科のパンフレット、プレスリリースの図、装丁、グッズなどの制作にも精力的に取り組む。